6/29盛岡コンサート
この度もコンサートメッセージをWEBサロンに書いて下さり感謝致します。高麗さんの書き込みの一部を読ませていただき、畏れ多くも、またまだ自分の体の感覚も鈍いことを自覚しました。自分が生まれ育った土地での開催となり、コンサート中には、豊かな自然を心に描き、家族や子供の頃の記憶も蘇りました。母が妊娠中、小岩井農場の診療所で働いていたと聞いています。その事が心にあり、岩手山や農場の中にある小川や水や自然の音、いつか見た光景と重なり、どこか懐かしくもありながら、今までには経験したことのない更に奥深く、開かれた、新しい世界に身を投じている経験でした。体は熱くなり、足元から温かくなりました。後半となり、あまりにも、深く、美しい、いだきしん先生の演奏には胸のうちが振るえました。今も何と表現して良いのかわからない程に感動し、最高に、美しい故郷の経験させていただき、心から感謝するばかりです。
コンサート前には、被災地の父の友人に連絡をしてみると、ワクチン接種後、8月のコンサートにご参加いただける約束が出来ました。以前、末期癌で余命が短かくなった時、いだきしん先生の音楽に出会い、盛岡でのコンサートをたのしみにしながら亡くなった妹さんがおられました。短い時間の出来事でしたが、尊い事を学ばせていただいた大切な出会いであり、今も心に残っています。今に至るまでは様々な経緯がありますが、ご家族の方の中にも、いだきしん先生の音楽の事が心に残り、先に向かう巡りになった事に感謝するばかりです。ありがとうございます。