新しく
デイサービスのオープン、心よりおめでとうございます。
とても美しい1日でした。それは空間のくすみが澄みはじめ、分厚い雲間から差す光が神々しく、今日という日が何か特別な日であることを物語っているようでした。予感は外れてはいなかったと応用コースでわかりました。冒頭、美しい死、美しく生きることのお話からスタートし、いだきに出会い、どうにもならないと思っていたことに答えがあることを知ったときの青天の霹靂とも言えるような驚きと希望、感動が蘇りました。人が亡くなることは父の仕事柄子供の頃から日常でした。亡くなった方に直接お会いしていなくとも、人が亡くなるという状態は父を通してわかり、やりきれない気持ち、辛さ、疑問がいつもありました。いだきしん先生は、亡くなる前に、生きている方の生命と交わり、先生と交わった方の生命は綺麗になっていき、その状態で美しく最後を迎えられるという奇跡のような事実をお聞きしたことは、自分の将来を考える上で決定的な事実でした。
ある日全身鏡に写る自分の姿を見、人の最後に最も美しく立ち会える人間になりたいという本音が生まれ、全身に電撃が走り号泣したことが思い出されます。その本音が今を方向づけていることを思い出すと、時を焦るあまり半端なことをやるくらいなら、兎に角自分を美しく磨いていくことに徹し、いつか自分にその場面が来るまで一生懸命に働こうという気持ちになりました。
そして応用コースのメインテーマは魂でした。コンサートでは今まで経験したことのないところに音が響き意識の理解を超え何を経験しているのか表現する言葉を失っていました。五感では感じられない魂について先生のお話をお聞きするうちに、整えられていきさらに方向付けられていく未来を感じ始めました。綺麗になって潰されない方向がきたよ、と仰られた先生の言葉に勇気が生まれ、感覚で引っかかり奈落の底に落ちた経験は過去のこととして消え、再び、という気持ちが湧いてきました。
人との関係をアートと表現することをお聞きし、まだ経験し得ぬ関係があること、未来に、先に、答えがあることを求め進むよりないと感じています。
ありがとうございます。