5月高句麗伝説
5月の京都、大津の高句麗伝説をありがとうございました。そして遅ればせながら、高麗さんのお誕生日を心からお祝い申し上げます。舞台で花束を渡した子供達が健やかに大きくなった姿と、子供達に注がれる温かい先生、高麗さんの眼差しが印象的で、みている私達も嬉しく笑みが溢れました。
この度の高句麗伝説をどう表現をしたらいいのかわからないのですが、美しく、心というのか魂というのか、、に響き渡りました。特に大津での表現の美しさと演奏が、自分の中で言葉にできなかった事と呼応し、涙と共に放たれていきました。頭で考える世界を遥かに超える世界があることを感じます。幾年もの間繰り返されていた人間の悲しみは深く、琵琶湖の奥底に沈む悲しみのようにも感じました。自分でありながら幾つもの魂があるのでしょうか、高句麗伝説が終わると胸が軽くなり顔がすっかり変わっていました。人間はどれ程のものを背負って生きているのか、歴史を背負っていない自分でさえ考える高句麗伝説でした。こうやって一歩一歩、一つ一つのコンサートを経て、ベールが剥がされ、ある世界が現れるように働きかけていただいていると感じます。また不思議ですが初めて高句麗伝説で表現される世界、音楽を喜び待ち侘びていた魂がある事を、この身を通して感じることができました。
次々と組まれるコンサートですが、本日から再び関西に戻り連続して出張が続きます。アントレプレヌールには参加できませんが、一時帰郷の際には余計なものがなくなり元気で仕事ができるように、三鷹コンサートに参加します。
素晴らしい高句麗伝説を心からありがとうございました。