3/18京都コンサート

幻のコグリョカフェにて戴いた詩は、今迄身に付いていた生き方の限界を見事に表現下さり、自分の生き方の癖、甘さをよくわかりました。認めるしかなく、コンサートで何とか抜け出したい気持ちでした。今回は腹違いの兄も一緒に参加してくれました。第一部をお聴きしていると、自分の内に道が見えるように感じました。それは昨年の12/24の京都コンサートの時にも見えた道でした。いろいろ迷っているようでも、どうしたら良いのか生命の内では本当はわかっているように感じられました。

第二部では、冒頭の演奏がとても優しくて胸に沁みました。世界中でただ1人の自分を当たり前のことでありながら改めて感じました。私に似た背格好の人や似たような性格の人はこの世に山程いるとわかりますが、それでも世界中に自分という存在はただ1人で、その自分がどのように生きるのか、どのように世界に働きかけてゆくのか、という事が大事だとお腹の中心で感じました。演奏をお聴きしていると自分の中で分離していたものがどんどん一つになってゆくようでした。ある地点で突然状態が変わり、ただ演奏と一つになる心地よさの中に居ました。

やはり京都コンサートホールの演奏はスケールが違います。ここでしか経験出来ない果てしなく大きな世界を感じます。参加出来て幸せです。

兄は私に会う為に京都でコンサートが開催される際は共に参加してくれるのですが、今回のコンサートでは自分の求めているものを言語化する事が出来た、収穫があったと喜んでいました。

帰り道、私は生き方の違う兄に自分のやりたい事をそのまま素直に話し、通じた事が嬉しかったです。ささいな事のようでも、私には大きな変化の一歩でした。まわりを見る動きでなく、自分のやることを表現し、通じる空間は温かく柔らかかったです。

素晴らしい経験を誠にありがとうございました。