3月11日
3月11日、大事な日に三鷹でのコンサート、応用コースを、まことにありがとうございます。
1部のメッセージから、東北で起きた忘れてはいけないこと、そして今もなおある現実を受けとめ、「日常のすべてを見直して、あらためて前進」とのお言葉が心にしみました。たくさんのいのちの悲しみ、魂があつまり、先生がひきうけられ、大いなる存在ともにあり癒やしてくださっていること、感謝とともに自分の身も空間と溶け合うように静かに澄んでいきました。
2部のメッセージに、自分の有り様を受けとめ、「湧き出づる愛」を、切に願いました。生まれてきて、今からは世界のために生きる生命に、と心に聴かせて頂き、身体はどこまでも拡がり、音の空間と一緒に鳴っていました。あっという間におわり焦りましたが、アンコールの音に身の内熱くこみ上げあふれるエネルギーに、この力活かしここから何をするかだと考えます。
応用コースでは、先生が肝心なことは外さず、休まず、お身体が悪くても全部やり、更に能力を上げ、納得できないことはやらないと一貫してやってこられたことを、あらためてお聴きし頭を垂れました。そして超越した世界へ向かっていけるいだき講座を受講させて頂いたことは、やろうとすることをできない理由はなく、今更申し訳なくも、先生、高麗さんにお会いできたことをよくわからなくてはと、糺されました。
内面と内蔵のお話をお聴きし、驚きながらも真によくわかっていきたいと考えます。今までの生き方は、どの方も必ず年取ったら病気になり、現状は年が若くてもいつ病気発症するかわからないと腑に落ちます。ずっと内臓のことをやってきた、と、先生よりできないことを解放し続けてくださり、とてつもないおはたらきに感謝とことばには尽くせません。
ひとりひとりにとっても、世界においても、人と人が愛し合うこと、一番肝心なことが実現するか否か、人間になるか、やめるか、先生のお話からこの上なく重要な時と受けとめました。
ウクライナで産科・小児科病院が爆撃された状況は、これまでにも増してなぜこんな事ができるのかと怒りともどうにもならない気持ちになりますが、ウィグルやエチオピア、世界中にある現状を「注視」していかなければいけないと心します。日本でもコロナ禍やワクチンをめぐることは考え続けていますが、すべてを見分けていくもとはこの身体であり内臓、そして実際の動きをつくれるよう頭がはたらくこととつながってきます。
高麗さんの日々のビデオ講演会をお聴きし、高麗さんのお気持ちが身にしみ、経験させて頂いたことが深まります。「ひとつ」と言葉は知っていてもそうなっているのか。ただひたすらそう生きること、高麗さんのお姿、生命から学びます。
講座の最後のほうで先生が仰った「美しく強く」、そして「平和のうちに子どもが生まれないと」とのお言葉がずっと心に在り続けます。自分ができること、そしてもっと何ができるのか、能力上げること考え、向かい続けます。
尊い日の大事な経験を、心よりありがとうございます。
天田敬子