3月11日仙台にて
仙台コンサートを経験させていただき、東京に戻って来ました。
昨日、いだきしん先生からメッセージをいただき、13年目にして、被災地でのコンサートを経験出来ました事に感謝致します。改めて、東日本大震災から13年経った事を受けとめます。東日本大震災が起こり、両親の安否、地元の被災状況を酷く心配し、その後も長く辛い時期が続いた事が思い起こされます。その両親も数年前に亡くなり、今は帰る家も地元に戻る事が無くなり、段々と自分の中の鮮明な記憶も薄れていますが、自分の人生にとっては、あの時が大きな分岐点となったと感じます。昨日、友人と話をしている時に、付き合う人、人間関係が変わったと感じました。コンサート前半では、帰省時に両親や近しい人と一緒に食事に行った日を心懐かしく思い出しました。その町も9割が壊滅し、両親と一緒に外食をした最後の記憶で今となれば本当に貴重な時間でした。最後まで、父親との関係もそれ程に良くはありませんでしたが、父親にとっても3.11がどれだけ衝撃で辛かったのかと思い起こし、自然とこの日だけは共に在りたい気持ちでした。そのような事を思い出していましたが、いだきしん先生の演奏は、ドラマチックでロマン溢れ、大変に素晴らしく、前半はあっという間に終わってしまいました。後半は、頭に浮かんでくる事にとらわれず、メッセージをいただいたように身体内部に集中する事が今の自分に難しいと感じながらも、いだきしん先生の演奏に身を任せ、最後まで経験させていただく事が出来ました。尊い経験をさせていただき心から感謝致します。
コンサート前は、幻のコグリョカフェに参加させていただきました。この度も、高麗さんに詩を書いていただきました。自分のことなので、中身がわかり、変われる日が来れば良いと願うばかりです。コーヒーとスィーツもとても美味しかったです。素晴らしい機会に感謝致します。
ありがとうございます。