2020年ラストの月
12月のはじまりは
夜勤中にケアの方の呼吸器のアラームが鳴りつづけ鳴りやまないところから始まりました。
痰の詰まりということで、看護師さんに来てもらってなんとか収まり一夜明けましたが
その後そういうことが繰り返されたようで4日には入院されたとお知らせが入っていました。とても気掛かりです。肺は片方機能していないと1日の日に初めて知りました。片肺で頑張っておられるんだと、改めて感嘆。
以前、佐渡島からお父様がいらして、娘に「頑張れ、頑張れ」とずーっと言い続けておられました。とっても優しいお父様の声がきこえるように響きます。今度お目にかかる時は高麗さんの薬膳茶召し上がっていただきたいです。
振り返ると私はその方のケアをさせていただくことで色々な豊かな文化を教えていただいていることに気づきます。
そして12月最初のコンサート 伺う前にはインパール作戦の生きのこりの方のお話聞くことができ 父と同じに外地で日々戦争ど真ん中を生き抜いてこられた方のお話は 感無量で頭が超興奮状態でした。生きのこりで帰ってきた仲間の中には佐渡島の方もいらしたとのことで、(南方前線は地方出身の兵隊さんが多かった)生きて帰れた人、よくお帰り下さったと、その後の日本をよく支えて下さったと、頭が下がるばかりです。
そのまま東北の方の車にご一緒させていただき 大変心地よく素晴らしい旅をさせていただきました。本当にコンサートの帰りはシーンとしてその沈黙がとても心地よく、いい人たちだなあと染み入りました。
家に帰って横になったら、夜勤続きの延長でもあったためか、ぐっすり眠ってしまい気づいたら15時でした。迎賓館コンサート後半から聞かせていただき 澄んだやさしい音にこれからを示されます。(オンデマンドで後日ちゃんと聞かせていただきます)
この度の旅で
一人一人は全くそれぞれ違うんだなあと なぜかふと感じ
同じ人は一人もいないとお聞きしたことが思い出されていました。
一人一人全く違う ということが分かれば
違うことの
あまりの予想外に
生きていくことの途方もない
未知に
わくわくします
かかわって生きていくことが冒険となり楽しくなります
お互い未知であることがとても大切
分かった風な気持ちになっているのは相手を傷つけている
などと思ったりしました
12月 始まったばかり なのに 大きなヤマをいきなり超えてしまったように 呆然とし、このままボケてたら終わると冷や汗ものであります。
高麗さんの講演会配信をお聞きして考えるのが大変力になります。ありがとうございます。