2019/2/26
小学生の頃から歴史が好きで、学校から程近い弥生時代の遺跡に発掘授業に行ったとき『こんなことが仕事になるの』と教師に聞くと『考古学者だよ』と教えられました。
様々な理由から考古学者になることは諦めました。しかし今日に至るまで歴史が心から離れたことはありませんでした。
また同じ頃『バイカル湖』と『ウラジオストク』を授業で習いバイカル湖は世界有数の深く透明度の高い湖として、ウラジオストクは何故か地名の響きが気になって記憶に残りました。それは私にとって世界を意識する最初の記憶となりました。成長して日本中や世界各地に行ったとき、何処も初めて来た気がしなかったのは不思議であり嬉しい感覚でした。同時に足りない物を探しているようなもどかしさもありました。
そして今、歴史と世界(空間)のぼんやりとした記憶が形を現しはじめたことを実感します。自分が一歩踏み出せば霧が晴れて45年以上分からなかったことがやっとわかる。その先にある『何か』もわかる。それは静かな疼きとも燠火のようなエネルギーとも感じます。次のスタート地点に向かっています。
ありがとうございます。