2017年11月7日
私は、2017年11月7日に先生のピアノコンサートを初めてお聴きしました。仙台の電力館ホールでの開催でした。10月の最終週の週末にいだき講座の3日間を終え、そこで、高麗さんに強くコンサートにお勧めされたことを覚えています。
11月7日のコンサートを目を閉じて聴いている時、目の前に大きな山が現れて、ふと「帰っておいで」と言われた気がしました。その瞬間、私は咄嗟に心の中で「帰りません」と答えていて、だけど、涙が溢れていました。
翌年の4月に私は、仕事の関係で、京都に引っ越し、翌々年の10月には、地元岩手に戻っていました。
ずっとコンサートで見た山のことが気になっていて、でも、コンサートが終わるとあれは、気のせいだったのかもしれないと思ったり、そして、その時、帰りませんと拒否をしてしまったことも、気にしていました。
岩手に戻ってきて、働いている時に、目の前に突然山が現れて、それがコンサートで見た山そのものでした。
私は、山の名前を知らなくて、人に聞いたら、その山は、岩手山でした。
今、私は、岩手山の麓で働いています。戻って来たときは、戻ってきたことを受け入れ難い心境でしたが、1年すぎた今は、ようやく馴染んできました。
今まで、この日のコンサートのことは、ずっと気のせいかもしれないと思っていて、人に言ったら、頭おかしいって言われそうで黙っていましたが、これからは、言ってみようかなという気持ちになり、ここに書かせていただきました。
コンサートで、未来を見た瞬間だったのだと思います。これからは、コンサートで感じたことを否定せずに、受け入れていきたいと思います。
あのコンサートから、もうすぐ、3年。あの時から、未来がどんどん変わっています。
いだき先生、高麗さん、いつもありがとうございます。