10月1日「天を祀る日」ありがとうございます

涼やかな風に乗って馥郁と金木犀の香りが届き、秋のこの季節が来たことを感じ、心に高麗さんの詩の光景が浮かびます。
10月1日「天を祀る日」とお聞きする日に、京都でのコンサートを、まことにありがとうございます。ライブ中継で参加させて頂きました。
「正義」とはと自分に問い考えながら、ある出来事に、言うべきことははっきり表現すると心に決めた今日でした。「命ある者全てに眠るが如くにある強い意志」とのメッセージ、力強くとどろくパイプオルガンの音に、身体全体、力満ちます。
二部のメッセージ、高句麗と感じる強く美しい音、たくさんの魂が待ち望み、ずっと聴いていたい音と感じ、胸の奥で唯々叫ぶよりないものがあります。あるときから身体の境がなくなり、空間とひとつでした。
この空間とひとつに未来へ生きること、静かで揺るぎない生命のうちにあることそのままに生きていきたいです。東京でも中秋の名月が空に美しく浮かび、見上げるとそばに来て語りかけてくれているようでした。

言葉につくせない素晴らしいコンサートを中継を通して世界中の方々と経験できること、まして生身の生命を運び経験できる機会は何にも代えられない途轍もない機会とあらためて身にしみました。
そのままに、お伝えできる人間になっていきます。
心より、ありがとうございます。
天田敬子