8月の始まりを迎えるにあたり
東京に発つ日は比叡山の工房に仲間がお掃除に来てくれます。山の斜面に建っているので、蜂の巣があったり、木の葉がいっぱい落ちていたり、自然の中で暮らす暮らしは東京で暮らしている事とは違う事が多く、驚きながらも自然の生命と交流していることを感じる時、生きている事がとても豊かに感じます。東京に向かう高速道路は山々を眺め、木々を見、富士山の麓を通り…次第に幼い頃からの馴染み深い箱根や湘南海岸の香りがしてきます。一瞬幼い頃の夏の日に戻ったような瞬間があります。生きている事の不思議さを感じます。「死について」の講演会の時に、死ななくなることもあるとお聞きしたことが心に浮かびます。私達が生まれた時代は、人類史上初めての、運命解放され真の自分で生きる人生を生きられる時代です。死なないという事もあるのかと考えると、今の時代は今までにない事が起こる時代ですので、想像すら出来ない事がたくさん起こるような予感が生まれます。過去の繰り返しをしていくなど、何の役にも立たず、愚か過ぎることだと見えるようにわかった時、過去に作られた社会や人間の生き方、習慣等々が壊れていく事が見えました。壊れゆくものにしがみついて生きることなど、生命があれば本来やれないことなのだとわかります。誰かが作り上げた幻想を皆が見るようになり、生きてきたようにも見えます。いずれにしても真があらわる時代です。目を覚まし、人間とし真っ当に生きる事だと行き着きます。
この度のマーブリングは、私にとって格別なある何かが起こったように感じてならないのです。とても心がときめいて喜びがあふれてきます。無事に東京に運んで頂き、皆様にご覧頂きたい気持ちばかりが生まれます。偶然、「花」と見えていました。「華」でもいいかとも考えていました。「7月の花」というのもどうなのだろうかと考え、もう少し深めて決定した時点でご案内をしようと考えていました。私にとって「花」と表現する時、輝きがあるものと感じていました。それで「華」にしようかと迷っていたのです。いずれにしましても偶然、能のお話を伺い、新しいこの度のマーブリングは「花」とさせて戴きます。マーブリングのカバンを持ち、マーブリングの服を着、マーブリングのマスクをし、マーブリングの傘を差して外に出た瞬間の心ときめく事、笑いがこみ上げる事に未来を感じるのです。未来に向かって心から望む人間の生命が輝く平和な世界を創っていきたい気持ちで前向きに生きていけることはかけがえのないことであります。
応用コースにて物の怪を整理してくださり、今までのようにいつ黒いエネルギーに襲われるかと不安を感じる夜ではなくなりました。それで動物たちも生き物も盛んに動き出していると感じます。比叡山、延暦寺の麓にいますので、何が出てきてもおかしくないと先生がおっしゃった時、それ故に。。。とこの地で襲われるエネルギーの正体が見えてきました。いつでも正体を見極め、自分の言葉で表現し、判断し生きていくことで、かかる事なく、真の自分を実現し、平和な世界を作っていけるということが具体的に見えてきました。
東京に帰ってきました。いよいよ勝負の8月の6回連続コンサートが近づいています。毎日、渾身の演奏をしてくださる先生のことを考えますと、せめて自分のことくらいは整理し、きちんと生きていくことを心に、気を引き締めて参ります。「死について」の時に悪魔も呆れるほど、悪い人間が世界をコントロールしようとしていることが話題になりました。迎賓館にて先生は宣戦布告をしたとおっしゃいました。誰でも事実を知ったなら、なんとかしたい気持ちになることと考えます。解決の道がコンサート開催とわかったなら、皆で取り組むことと考えます。抜け出し口がなく、人類の存亡がかかっている今であっても解決の道を作るコンサートに向かい、共に取り組んで行かれる方が少ないことが私には理解し難いことです。人類救済に向かい、働きかけてくださっている大いなる存在と共に、8月のコンサートに向かっていく8月の始まりとさせていただきます。ありがとうございます。