魂
仙台でのコンサートを、まことにありがとうございます。
最近の高麗さんのビデオ講演会で、東北での復興支援、とてつもない展開をあらためてお聴きし、そして魂の縁のお話に胸が動きながら、いま一番わかりたいのは魂のことです。胸が重くなることから書いていくと、魂あらわし動くよりないことに行き着きます。
コンサートメッセージを、高麗さんの書き込みであらためて拝見させていただき、有り難く感謝します。
一部のメッセージを心に、先生の音はまったくあらたな音と感じ、なんていのちに、心にしみいるのだろう、と。現実のことが時折浮かびながらも消えていき、別次元の音に清い水に洗われるように浄められ、静かに心震える連続でした。
二部のメッセージ、「時 来たり」とのお言葉にどきっとし、一心にお聴きしました。そのうちに、美しい音と空間とひとつになんの境もないのです。光あふれる空間、はかりしれない存在、自分の身はないがごとくで心地よくいつまでも聴いていたい音のなかにあっという間でした。
アンコールははじまりの音から胸の奥からこみ上げて号泣しそうになりました。アリランの音に魂震えてならず、涙よりないのです。美しい音の空間に母や父、姉も家族もたくさんの魂が皆ともにいること感じました。魂待ち望んだ、二度とないこの時を。感動のことばに尽くせない経験から、ここから生きていけますこと心より感謝します。
今日は雨の中の自転車移動が続く日でしたが、雨の香り、風の中にも、どこか春のような息吹を感じました。
まことにありがとうございます。天田敬子