魂
渋谷さくらホールでのコンサートを、まことにありがとうございます。時間ぎりぎりになり、無我夢中で向かい汗をかいていましたが、先生の一音一音に身体の奥から静かに熱くなり、さらに汗が出てきます。
「熱量」のメッセージは、いまとこれからの生き方を深く問われ、そして示されていると受けとめ聴かせて頂きました。胸のつかえ、身体の重みと痛みが解けていき、頭はいろいろなことが浮かんでは消えていきました。これまでの意識は間違っていて逆なことが多いと気づきます。有無も言わさぬ先生の渾身の音、音に共鳴する生命のままに生きて生きたいと切望します。
アンコールのアリランのようにも感じる音に心震えてならず、やむにやまれない魂あるなら、その魂あらわし生きるよりありません。素晴らしい音ともことばに尽くせず、この音を身の内に動くのみです。
ありがとうございます。
天田敬子