魂
富士山が今日も美しい朝を迎え、身支度を万全とし仙台へと向かいました。余震が来ることも踏まえ、そればかりではなく、今後は何が起こるか知れない状況の中でいかに人間とし真っ当に生きていくかを真剣に考え、取り組むことが必要と感じ、新しい旅立ちと受け止め、東京を発ちました。いだき講座を受講された方々とは身内よりも強い生命のつながりがあります。何があっても皆で生命ひとつ、魂ひとつで生き、皆が生きていける世界を創る時と考えます。仕事も活動も真剣に取り組んでいく時と毎日が新しいスタートとなっています。真の魂は先へいくことを望んでいることを今日も感じました。父が亡くなった時、まだ体が温かく、私は父がふと起き上がるのではないかと感じ、その時を待つようにしベットの脇に立っていました。その時、明らかに父が「行け」と言ったのです。同時にベットの脇で泣き崩れていた次兄が「恵子、行け」と言ったのです。父の声を兄が代弁したように同時に言ったのです。このことは今も鮮明に覚えています。先生は父のメッセージを伝えてくれました。「グスグスするな。世界が待っている。世界へ行け」グズが嫌いな父でしたので、グズだけはやめると決めましたが、しばらくグズでした。動くとこのメッセージが身をもってわかるようになりました。世界へ行かずにはおれなくなり、世界開拓の旅へと飛び立ちました。レバノンのフェニキア9000年前の都市テイールにて父の魂に出会え、魂は永遠とわかり、永遠なる魂が宿る内面で生きる新しい人生が始まりました。何度も講演会にてお話させていただき、高句麗伝説のストーリーですが、今日は、魂のことをより深く感じ、この時のことを考えました。真の魂は人類の未来を創る為に先を創ることを望んでいると東北の地の夜空にあらわる三日月が教えてくれました。とどまることは悲しみとなり、先へ向かう時、共に生きる魂を感じます。
明日は仙台でのコンサートです。東日本大震災では、最も多くの尊い生命が失われました。先月の仙台でのコンサートの時、焙煎日には体験者のお話を多くお聞きしました。お亡くなりになった方々の魂の声とも感じる声に全身鳥肌がたったことを今日は思い出します。今を生きる人間は、お亡くなりになった方々の魂が報われるように、良い国を創ることが必要であると考えます。母が亡くなった時、通夜の日は東京帝国ホテルでの私の講演会でした。当時は即興詩をその場で筆文字で書き、コピーしお帰り時にご参加者にお持ち帰りいただきました。その時に書いた詩は私が最もやりたいことでした。「過去に生きた人の魂が報われ、今を生きる私達の気持ちが活かされ、未来に生きる人が生きていける世界を創る」と書きました。今も同じ気持ちで生きています。その時の講演会には、韓国からお越しになった韓国の国会議員さんがご参加くださいました。母の死の悲しみを精一杯抑え込み、話していた私の姿にただならぬものを感じたとおっしゃいました。「悲しみと愛を感じた」とおっしゃいました。翌日の母の葬儀にご参列くださいました。私は国創りの資質をもっていると見初められ、一緒に国創りをしようと誘われたのでした。世界には真剣に良い世界を作ろうとしている方々がおられると感じます。先生のはたらきを正確にお伝えできれば、一気に変わる兆しを感じる今年です。魂が望む先を創ることに邁進できるように生きる姿勢を正します。
皆様がご無事に仙台までお越しくださいますようにと祈ります。また何処にいてもおおいなる存在とつながり共に在りますことを祈ります。先に着き、迎えてくれた仲間とも余震の心配や何が起こるかわからない状況にある今を皆で力を合わせて乗り越えていこうと話しました。何処に居ても内面でつながることができる、いだきです。ありがとうございます。