魂集う、始まり
狛江での高句麗伝説をありがとうございました。
最近、寝ていると不思議とよく夢を見るようになりました。
昨日のコンサートは、次々と物語が変わる夢のようで、どのような物語が次に来るのか楽しみでした。
新しい物語は、目の覚めるように新鮮でした。少年が女神に抱かれ、乾いた砂漠に一輪の薔薇が咲いては散り、何万年も変わらず繰り返し昇り沈む日輪のありさまに、人知れぬ無情と悲しみを感じました。それでも、また陽は昇るということばが一筋の希望となりました。
好太王様が登場すると、場が一変しました。戦を控えた人の心境とは思えぬほどの落ち着きに空気が澄みわたりました。戦のど真ん中にあって、敵味方を問わず全てを受け容れ包み込む懐の深さに、大陸のような雄大さを感じ、目指したい真の男の姿でした。
アンコールの手拍子は、観客というより群衆のものでした。ひとつひとつが迫力に溢れながらも心地の良い響きでした。ひとつまたひとつ、と鳴るたびに、自分は今確かに生きているという実感と感動が込み上げてきました。
ありがとうございます。