魂ともに
空が明るくなり、虫の鳴き声が響き渡る夏の朝です。
昨日は、京都での応用コースライブ中継を、まことにありがとうございます。時間の神様カイロスがはたらく瞬間のことを、心に刻み、一瞬の判断、決断、動きを、適切に迅速にと、深く肝に銘じます。
昨夜、母がなくなりました。残念な気持ち、申し訳ない気持ち、感謝の気持ち、、、ことばに尽くせないことで胸がいっぱいであふれていますが、母が共にあることはわかります。ひとりの存在のあまりに大きくかけがえのないこと、あらためて深く身にしみてなりません。母がさいごに表現したことばは「ありがとう」でした。
これまで、姉の死で生きれないと感じた母にいだき講座を受講させて頂き、3年前も死にかけ群馬から出てくることになり、コンサートや講座にもたくさん一緒に参加させて頂き、いだきとつながり生き延びてこれました。振り返れば、子供のときの出来事から母は大事でありながらもどこか距離を置いてきてしまったので、一緒にすごしたこの3年間はこれまでの人生にない大きな恵みのときでした。母も、東京に来てからいつも笑顔で、デイサービスいのちやヘルパーさんにもお世話になり、楽しい時間を過ごせました。潔く賢い母の一面も一緒に暮らして初めて知りました。
私自身は8月に入り限界ぎりぎりの日が続いていましたが、この時を受けとめ、今までの在り方は糺し脱皮し、母の魂ともに生きてはたらいていく気持ちです。父や母、なくなった家族たちの分も、自分の存在をあらわしていくこれから、と感じます。
先生、高麗さんに、ずっといつもお心遣いを頂き、皆様にもたいへんお世話になり、心より感謝し、御礼申し上げます。
この場をお借りして、たいへん申し訳ありません。
まことに、ありがとうございました。
天田敬子