高句麗の精神、魂現る
昨日の高句麗伝説は宇宙に現る光を身体に感じましたが、今日の高句麗伝説は宇宙の中にある地球の大地と人間の歴史、高句麗建国の精神、人間の神性がテーマでした。小鳥のさえずりが響き渡り、夏の太陽の光が降り注ぎ、鮮やかな緑が生い茂る大地の音から始まりました。自然の豊かさと力強さに耳を澄ましていると、地球の中心核を感じました。鼓動の様に拍動し、熱の塊のようなものですが、地球上のあらゆる生命と共に拍動し、呼吸をしているような感覚でした。高麗さんの高句麗建国の精神の詩から始まる高句麗王と歴史の詩では、先生の奏でる音楽が本当にとても素晴らしくて、スライドの映像ともぴったり合っていて、どんどん身体が熱くなり、熱くなった血が身体中をかけめくり、血が沸騰してしまうのではないかと思うほどでした。あまりの衝撃に、頭は戸惑い、何が起こっているのか理解不能な状態に陥りました。歴代の高句麗王が現れ、精神の神が現れ、大地の神が現れるなか、このまま血が熱くなり続けてしまったらどうしようと頭の片隅で思っていると、最後には沸騰した血が頭に一気に上り詰め、どっかーんと頭の上から出て空高く行ってしまいました。頭は何が起こったのか理解できず、この感覚を言葉に表わすことも難しくて、ただただ高麗さんの詩の朗読と先生の演奏に身体を乗せて、一体となるように聞かせていただいていました。最後のアンコールでは心臓の鼓動のような音楽で、とても心地よくあらゆる生命と一緒に生きている自分の生命を感じました。高句麗伝説が終わってからも、頭は働くことができずにぼうっとしているような気がするのに、その反対にやけに鋭くなっている部分もある感覚です。血が沸騰するような感覚になったときの音楽を思い出すと、また身体が熱くなってきます。あまりに多くのことを体感した高句麗伝説でした。未だに整理しきれない部分もありますが、このような経験ができた今日の高句麗伝説に身を運ぶことができて、この上なく幸せです。ありがとうございました。