風
子供の頃に不思議と感じていた事の一つに、風はどこから吹くのでしょう…でした。気象と言う理由はわかりますが、ふと吹く風に、懐かしさや、香りを感じたり、優しい気持ち生まれたりと心が動き胸の奥に響く風があります。それはどこから吹くのでしょうと、いつも考えていました。今でもその風に出会えるのは嬉しいです。国創り行商活動の始まりの時に、高麗さんが多賀城跡にて大地の声を開いてくださり「善も悪もない もとはひとつ 愛」と言葉にされました。様々な理由や価値観で分断されて争い絶えない世界の中にあり、このメッセージは平和へ向かう希望であり、私にとっても指針そのものとなりました。その時に吹いた風を忘れられません。「もと」なるものを正しくわかる事が始まりと今は理解しています。三鷹コンサートでは自分の中の正義の曖昧さ不気味さが浮かび上がり戸惑いましたが、コンサートに身を置かせていただく事でその場で認めていける幸せに感謝いたしました。昨夜の仙台コンサートでは、最近ずっと緊張状態にあり声までも出にくい状態でしたが、胸が固くなっていた事を自覚しました。コンサートの空間の自由さ美しさは他にこの世には未だなく、先生のコンサートでしか経験できないです。いつか私たちひとりひとりが愛をあらわし生きる存在となりこの世がコンサートの空間と変わり生命もとはひとつで皆で生きれる日を望みます。ずっと子供のときからある本当のことをわかりたいとのぞむ自分、世界中が皆んなが幸せになりますようにと願う自分。それは今も変わらない自分です。そして先生高麗さんに出会えた幸運の人生にある今です。希望を実現する人生にこれからも向かってまいります。先生高麗様いつもありがとうございます。