風
今日は風が強くカサカサと枯れ葉が舞う乾いた音がしていました。公園の近くの舗道にたくさんの落ち葉が散り敷かれていて、色々な色や形の落ち葉が、自然の絵画のように美しい光景です。意図せずそこに在るだけで美しいです
これからの時代にこれはどうするのだろうと考える問題はたくさんあり、その中でも自分にも関わってくるだろうこともあります。解決の方向を考えていると、不思議に集まってくる情報もあります。ふと手に取った本が面白く読み進めると、江戸時代には複数の藩で、介護のための休暇を取った記録がかなり見受けられるようです。そして介護の担い手は、比較的、男性・息子が多かったとか。仙台の記録では、半分以上が男性であったとあります。ある武士の日記には、介護のために休みを取り、父親の介護の様子が細かに綴られていました。孝という儒教思想があったのでしょうが、今とは違った状況があったことに驚きました。
生きる上で時代時代の根底にある考え方、制度などによって社会の状況や空気のようなものが作られる。そう考えると、これからも新しい状況は作ることも可能なのだとも考えます。最初は微風でも吹く風がいつしか世の中も変えることがあると。
先生や高麗さんはいつも世の中を変えることをされてきた。私も風を変えられるよう小さな事からでも忘れず続けて行きたいと思います。今日もありがとうございます。
後藤美香