風の源にて
10月31日、11月1日。
呼吸のように時が合い、
東北での大いなる経験の余韻が、
静かに現実をかたちづくってゆきました。
導かれるように歩む中、
澄みきった声、凛とした光にふれ、
魂が音もなく澄み渡ってゆく時でした。
東京高麗屋での
高麗恵子さんのコーヒーセレモニー。
一杯に宿る祈りと未来。
香りは時代を越え、
内に吹く風を言葉として表していただきました。
その風の道は、確かに五女山へと続いています。
高麗恵子さんによります
「父を語る 語り合い」にて。
過去は過ぎ去るものではなく、
いま息づき、未来を照らす働きとなることを
身をもって知りました。
東京高麗屋——世界にただひとつの中心。
閉ざされていた扉がすぅっと開き、
光はそのままに流れはじめます。
平和は願いではなく、
すでに始まっているいのちの働き。
今日もまた、
新しい人類のはじまりの中で、
ともに創る一日を生きていきます。
