風のホールにて
一部
風となり、先生の音を運ぶ。
どこにでも。おおいなる存在は人の心を見抜き曖昧な所に問いを突きつける神剣のようだ。
分かれよ、と示される見える光景からは、存在を表すことのできない関係に、愛はない、と、答えは出たのだ。親であろうとも子であろうとも、誰であろうとも、情けによっては溶け合えず、良い世の中は創れない、どう生きるのか選べ、と示されるように、瞬時に答えは身の内から出る。
情動によりつかまされる関係は果たしてお互いによいのかと、それらは未来を創造できるのか、と。
今朝見た夢からは眠気の中で一瞬情けに落ちたが、理屈から静かに考えることすれば、人は真の自分を表し生きることがまさに生きることだから、これでまっとう、と、ことばになって身を起こした。
激しい音に身を任せると、正義がムクムク顔をだしはじめ、後半から存在目覚めだし自分が変幻していくのがわかった。世の中容赦しない、と聞こえた声は内からだった。目つきが変わっていくのが自分でも分かり、内から存在が現れてくるのを感じた。
一部の終わりには一人の天使が現れ、指揮者のようにムチをふるって、人間よしっかりしろ、と、空間を舞っているような光景がみえた。
二部
メッセージの深さは世の中を変えていく光。
愛をわかる、コンサートの体験。
神々の世界を旅するかのように空間を上昇し続ける。ここで生きることの無限な喜びに身を投じる瞬間瞬間。軸を定め、繰り返し、身につけるため、体の中心を掴む練習ときづく。次に顕れるやわらかな魂の光。
なんと優しい光なのか。喜びもない、出会いの瞬間。
魂ひとつ やさしい
愛の実現
魂ひとつに
人類の未来をきり開く
高麗恵子さんの詩より
魂は今も空間に生きている、そして私達人間のことを支えてくれていることがわかり、生きていることの意味が深まります。
10/20の三鷹コンサート、ありがとうございます。