音、ことば
ヴォイス講演会が始まりお目にかかる講演会とは違う喜びと体感があり、音、言葉の力に圧倒されます。お聴きしているだけで、内容の理解もありますが、音に心清められ静かになっていきます。毎回アップしてくださる美しいお写真に心和みます。先生と高麗様の対談は、お正月のようで楽しく、高麗様の問いかけ、やりとりも大変愉しく、間があってもその場にいるようです。
7日の対談で、弁護士さんとのお話は、現実問題として力を頂きました。色々な場面で契約書に署名する時、読み切れないながらサインをしてしまう書面もありますがあらためて契約の事を考えるいい機会になりました。
話が前の事になりますが、先生が「共に」と「一緒に」は違うとおっしゃった事から、何気に使っていますが、使い分けを辞書で調べていくうちに、あらためて日本語の言葉、音の計り知れない繊細さ、深さ、力に感動し、言葉の興味が広がっていきます。
先日盛岡でふと気になったアイヌの本を読みたくなり、日本語の微妙な色合いをだす格助詞がアイヌ語にもあり、その背景を知っていくとその民族の思考や精神がわかるようでした。以前、仕事先で知り合ったモンゴル出身の女性が、国で起こっている大問題の一つと母国語の話をされ、体のいい理由でモンゴル語から中国語にされようとしている歴史の一大事とも言うべきことに、当時は自分のある狭い枠で聞いていたことに気がつき恥ずかしく申し訳ない気持ちになりました。人の話をそのまま聞くこと、聞くも書くもずっと課題ですが、書きたい、伝えたいことがあり、ウエブサロンという場があり、この機会を大事にします。ありがとうございます。
岡 博子
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