静かな朝
日付が変わり、月のカレンダーが一枚めくられたように、私の中も新しく一枚めくりましょうと決め、目覚めた朝です。今日は幼稚園からの幼馴染が、三度目の参加を決めて来てくれます。先生のコンサートが二回、高句麗伝説は初めてです。「何があっても来るんだよ」「大丈夫」と、数日前にLINEで言葉を交しましたが、何かを感じてくれていると分かります。昨夜のブルームーンを眺めながら、高麗さんのメッセージを胸に、今日に思いを馳せました。前回の府中の森でのコンサート以来、会社での月末業務を行っていても、何が起こっても、とても静寂な思いでいる自分に驚いています。様々な覆いが剥がれて、はっきりと目に見えるかのように明らかになっています。
朝起きて近くの畑に咲く花を眺めに行った時、コスモスが風に揺れていました。秋の薔薇が華やかに咲く中で、たった一輪のコスモスが真っ直ぐな瞳を私に向けています。その姿を見つめていたら、愛犬の姿と重なります。気づいたら、いつも傍にいる。目が合えば、そっと傍による。まるで今、愛犬が共にいるかのように、コスモスの真っ直ぐな瞳から、やさしい愛を受ける時、涙が溢れます。ひらひらと風に揺れるコスモスと共にある時間は、永遠の今です。十一月一日、高句麗伝説コンサートに向かわせて頂きます。よろしくお願い致します。