KEIKO KOMA Webサロン

雪中の白兎


連日のいだきしん先生のピアノコンサートに参加させて頂きまして、
まことにありがとうございます。
三鷹の風のホールに向かわせていただく、電車の中から見える光景は、
畑や森が美しく光って盛り上がって見えていました。
自然の勢いとコンクリートの建造物との違和が融合
していく内面に感動して会場に到着した道中でした。
自然を壊して作ってしまった世界は、高麗先生の存在、
いだき先生のピアノの一音一音で融合していきます。
ピアノの音の迫力と、ピアノと思えない、
何層にも重なる音と音の大きさに、目を閉じて聴いていましたが、
本当に先生が弾いて居られるのか、
舞台のピアノだけの音なのか、びっくりして目を、そおーっと、
薄っすら目を開けて見てしまいました。
凛とピアノを弾かれておられ、次々弾いていかれる音や、
お腹の奥から全身を巡っていく音が、
不思議で仕方ありませんでした。
自分の体に起きる変化と、
見えていく光景に、
身体に起きる現象と気持ちがありました。
1番印象に残った光景が、小さい頃に作った雪兎が出てきた事でした。
南天の実を目にして、妹と一緒に作っている光景でした。
石灯籠があって池の縁で作っていました。
仲良かった事を思い出しました。
いつから妹は心閉ざしてしまったのか。
考えはじめました。
エジブトやチグリスユーフラテスの歴史が好きで小学校の時、
歴史漫画を興味深く読んでいました。共通の気持ちがあったのに、

コンサート中に、比較してきた事、比較されてきた事で、
お互いに心閉ざしてしまった原因の根源が溶けていく様でした。
双方でわかり合って溶け合える貴重な経験をいただいていました。
真っ白な雪の庭で雪兎に南天の葉で耳をつけて、
赤い実を目につけた記憶が蘇ると、
心の世界も広がりました。
高麗先生の書き込みを拝読させていただきますと、
気づいた自分の光景が本質となっていきます。
大切な時間を頂いています。
11月1日の「高句麗伝説」に向かわせて頂いています。
まことにありがとうございます。

梅本佳代





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風吹く動き
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府中の森芸術劇場ウィーンホールにて
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仙台高麗屋にて