途轍もないコンサート
第一部「光源氏の愛」のメッセージに驚きました。普遍性や直観の頭脳がはたらいていたという、もともとの日本人のお話が浮かびました。演奏をお聴きし経験させていただくよりありません。どこまでも心身ひらかれ宇宙を揺蕩いました。小さな二人の世界ではない果てしなく広い愛。美しい女性に尽くす男性の輝きを伝えてくださるメッセージにいたく共感します。女性の美しさ豊かさと生命ひとつに生きた「光源氏は男の見本」と先生からお聞きしました。多くの男性が光源氏のようにならないと時代は本当に危機にあるのを感じます。
第二部「聖なる」どこまでも広がり、この身の芯に柱立ち、遥かな光そそがれました。第一部から第二部を通じて経験させていただいた「ジェンダー」の秘密。愛とはいえない俗な愛、小さな守る愛を捨てると、どんどん注がれる「ちから」。 強い。永遠。戦士の躍動。ひたすらに未来を創る愛。ここにしかありえない経験、、途轍もないコンサートでした。
先生。高麗さん。まことにありがとうございます。堤 康晴
