迎賓館コンサートをありがとうございます
朝起きると太陽がすでに照りつけて強い陽射しのなか初夏というより夏日となった東京です。比叡山の迎賓館より、世界へ発信されたコンサートのライブ配信をありがとうございました。コンサート後の空を一面に照らす夕陽の輝きがいまも心にあります。
コンサートの前半は、心にまだ気持ちが残っていることをわきあがってくることで認識していました。数は少ないながら海外の友人や知合いへここ数日連絡を取っていたことから感じたり考えていたことがありました。以前ならば、そういうことでどうにも整理できないものをかかえてコンサートに参加するのはいやなので避けていたようなところがあります。今は、先日の「いだき」のなかでお聴きしました、一切の判断をしない、受容者になる、…とのお言葉が自分のテーマにあります。前半は先生が世界のあらゆることを受容されて、ピアノで表現されて変えてゆかれていると感じました。
後半は、まったくもって新しい世界がつくられていっている音と聴こえ、終わったときはなにか凄いことを通り抜けた体感で、部屋のなかで座っていただけなのに(ふぅーっ)と思わず大きく息を吸って一息つく時間が必要なほど、大きな衝撃でした。ものすごいスピードと勢いに途中は正直なところ怖じ気づく気持ちも生まれ心臓がバクバクしたのですが、聴き続け居続けて演奏が終わり、はっと現実にもどり周りを見回すと見えるものは同じでも、なにもかも変わった、と感じています。これまでのように生きるのはもう古い、感覚です。自分の言葉づかいも、ものの見方も考え方も、これまでとはちがう生き方がここから始まる…と言葉にするとそうとらえています。
ライブ配信はたしかに場を越えて同時に経験できるのを可能にしてくれ大変便利でありがたいですが、やはりコンサートの場に集いこの感動をともに分かち合いたい気持ちも芽生えました。人が集い、感動を分かち合えることの代えがたい喜びも、それができないことで同じく実感しました。本日の迎賓館コンサートを真にありがとうございます。明日からもオンデマンド配信にて経験を深めていけますことにも感謝いたします。また、京都から応用コースのライブ配信もありがとうございます。心して参加させていただきます。