豊穣なる秋
いだきしん先生、高麗さん府中での最高に素晴らしいコンサートに参加させて頂きありがとうございました。第一部の第一音から連なる旋律は生命に幾重にも重なり合った歴史を紐解いていったような体感に包まれ、ある瞬間、生命の奥底から「男どもが自らの過ちを認めず、不義を隠し正当化し始めた時から悲しみの歴史が始まった。」と言う言葉が生まれ、今までずっと自分は男として生まれながらも世間で良しとされる男性と言うものに嫌悪を感じていた理由が分かり、神々しい光を放つ月を覆う夜空の雲の覆いが解かれて行った如く素晴らしい体感です。気づいた事を実践し、豊かなる秋の訪れと共に新たなる生を歩んで参ります。心からありがとうございます。
井波 晃