KEIKO KOMA Webサロン

豊か


雨続きの東京ですが、外に出れば雨に濡れる八重桜が話しかけてくるように咲いています。そして、いつも訪れるお寺の木々ではシジュウカラが元気に楽しそうに鳴いています。近づいて、本当に側まで行っても逃げないのはコンサート後の身体が変わっていることを教えてくれるようです。コンサート後は小鳥たちが自然な姿をいつも見せてくれます。いつもこのように生きられれば良いと感じます。かけがえのない経験ができる、素晴らしいコンサートをいつもありがとうございます。

縄文の地でのコンサートは、まさに縄文の豊かな暮らし、エネルギーをダイレクトに体感できるコンサートでした。温かな炉を囲み一緒に暮らす人々が集う、そんな一人となり笑っている自分でした。ある瞬間は星空に向かい月を見て、皆で踊っていたり。
コンサート後、7年ほど前に東京で開かれた縄文の展示の図録を開きました。次から次へと現われる縄文の力に圧倒されました。楽しくて楽しくて見始めたら止まりません。土器一つ、土偶一つ、装飾品の一つ一つが命輝きそこにありました。火焰型土器といわれる土器も一つとして同じ模様がなく、それも日本中で出土されています。縄目や装飾がそれぞれ違い、工夫し、競い合い高め合うようにあります。装飾品も、耳飾り、腕輪、櫛と、色々な材料から作られ、おしゃれです。硬玉と言われるヒスイは新潟のある地域でしか採取されなかったそうですが、それが日本全国に見つかると言うことは人々の行き来があり、交易があったということです。なんとも豊かな時代だったと感じます。現代人はある意味退化しているのではと感じました。

困ったことがあれば考え皆で解決に向かってきたエネルギーも感じ、それが人間であると考えます。生命力を受け継いだ一人一人、あのエネルギーを取り戻し進んで行かなければならないと感じました。遅くなりましたが、まことにありがとうございました。

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盛岡市民文化ホール 大ホールにて
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シダモ
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府中の森芸術劇場ウィーンホールにて