豊かな経験
いだきしん先生、本日はお誕生日おめでとうございます。また、昨日の迎賓館コンサートをありがとうございました。この日も普段とは異なる空気を感じながら、わずかな緊張感のもと次第に気持ちが高揚するのを感じながら会場に向かわせて頂きました。お浄めコーヒーに出迎えられ、ひとたび館内に足を踏み入れると、樹の温もりと調和した静寂に包まれ、黄金がひときわ輝くピアノと高々と掲げられた心模様のタペストリーを目にし、再び神聖なる空間に身を置くことのできることに嬉しさが込み上げてきました。ピアノの音、とくに低音の響きを体で感じながら、改めて迎賓館という特別な場に身を置かせて頂いていることのありがたさをしみじみと感じながら演奏に聴き入っていました。お話しの中で、人生をもっと大切に、というおことばにもありましたように、混じりけのないピアノの音をはじめ、このような他にない経験が、普段の日常に生かされるように、豊かな感性を身につけたい気持ちを新たにしました。また、食材に例えた繊細さ、左半身のこと、愛のリズム・テンポについてのお話しは、どれも身の引き締まる思いでわが事として受け止めました。本日のコンサートもよろしくお願い致します。
ありがとうございます。