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詠うように


見上げると澄んだ夜空に半月が少し膨らんだ十日月が美しいです。この間までは薄い三日月だったのにと、毎日変わるその姿を飽きずに眺めます。木星の少し先に見える小さな明るい星はアルデバランだそうです。
文章を書くことも同じ状態ではなく、少しでも美しい文章が書けたらと考えます。先日ふと読んだ今は亡くなられた随筆家の文章を読んだとき、あまりにもリズムが良く、詠うようで素敵だなーと感動しました。すぐそこにあった一冊の本を借りました。日本中のみほとけとの出逢いの感動がつづられています。お一人お一人(ほとけさま)の、指、まなざし、髪の毛、そして衣等について美しい文章で語られています。ほとけさまの写真も添えられているのでおいしいお料理のように一緒に味わうことができました。
短歌もリズムです。五七五七七のリズムはすんなりと体になじみ余韻があります。日本人の身体にあったリズムなんだろうと思います。そういえば、好きで暗記するほどの、春はあけぼのも、いずれの御時にかも、つれづれなるままにも、皆美しい調べです。詠うような文章がかけたらと先人たちをしのぶ今日でした。
明日の出会いの一日が楽しみです。
後藤美香

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仙台にて
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