覚醒の時
三鷹での2020年1月11日という日の特別なことが一瞬に了解されます。
この世で生きているだけが人間ではなく、源の大いなる存在と繋がり人間の真の真価や存在が解ることを知ります。地上で息をして宇宙に触れないままでは生涯人間とは何かが分からない中で、果てしなく快適な環境で座っているだけでその事を経験出来る舞台でした。
紙一枚分もズレのない鋭く切れるような音の透明感はどのような創りものも敵いません。世界各地で経験してきた目覚めの瞬間瞬間が集結しこの日のこの時を迎えて、目覚め続けて生きていく人生がこの先さらにあることを教えられました。源の存在は懐かしく、そこにはイエスキリストや尊い存在が一体となっており音と詩に完全に表現されて存在していました。
高麗さんという現代の偉大な詩人の心に助けられ、魂呼び覚まされ、人間は人間になっていけます。「源は今」という御一言に人類の悲願を感じて、何も無くなる境地にて全てあることを知り、大いなる存在は人間の意識など優に超えたところで全く違うことをなさろうとしていることを今日の舞台で感じました。人間という存在が本来に立ち戻るならば未来が愛にあることを経験させていただきました。
初めから、人間的な好きという感覚をも超えて音と詩に出会い続け、特にコーカサスの表現では内も外も震え涙で一杯でした。どの楽器も音も最高な中で、頭での意識の外で詩を理解できる初めての経験と、海外コンサートや宇宙への旅立ちよりも素晴らしい高句麗伝説の経験を誠に有難う御座います。