蒼い風
本日、無事に「高句麗伝説」を開催でき、心よりありがとうございます。どれだけ心配したことかと終わった今になると、多くを経験するプロセスでしたが、無事に終わり、本当によかったと胸撫で下ろしています。三鷹公会堂に着き、リハーサルの音が聞こえてくると、この世とはまるで違う世界に畏れを抱きました。この世は人間が生きていけない世界だから、人間が生きていける世界を作りたく、いだきをさせていただいているのです。リハーサルの時に感じた世界が世界全体に立ち現われれば良いと願い、本番を待ちました。
今日もどこまでも深い音に心澄まします。開演直前に、おそらく1分前に、先生からひとつヒントをいただきました。最初にずっと流れる音は五女山の風とお聞きしました。本当にこのお言葉が手がかりとなり、詩を詠めました。聴こえる音を五女山の風と感じると、胸の奥が、懐かしさに震え、涙ぐみます。愛おしい風です。ずっと風に吹かれながら、戦の時代に皆で生命一つで生きた高句麗人の魂を感じ、生命全てで「生きている」と実感できるのでした。家を出る10分前に世界のニュースを見ていると、中国遼寧省が報道されていました。中国のテレビ局のニュースでした。今年の秋は豊作と伝えていました。五女山の秋は豊かな実りを生んでいることがうれしいニュースでした。舞台は五女山に居るように感じ、五女山の秋を生命で感じることができました。東明王様も好太王様も生まれ変わったことを感じ、驚き、畏れを感じます。目を閉じると見える「蒼い存在」と表現する存在が全体とし現れていました。空間全体としてです。おおいなる存在と一体となっている存在です。私にはいつも蒼い存在が見えるのです。今日は、東明王様がご登場された時も空間全体に蒼い存在が立ち現れていました。好太王様の時も蒼い風が吹く程、全体に現れながら、動きが生まれていました。武者震いが起こり、鳥肌が立つ瞬間です。これからはおおいなる存在とひとつで生きるよりないことは全体に立ちあらわる存在から示されました。ここで生きることが人間、と生命をもって教えられました。終わればあっという間です。が、今日を迎えるまでの道のりはいくつもの山を乗り越えた体感でした。これからは教えていただきました通りにおおいなる存在とひとつに生きていきます。
今日は朝から先祖の代表で身を運び、経験させていただくことがずっと心にありました。お越しくださる方々も先祖の代表でお越しくださり、私も先祖の代表で詩を詠ませていただくのだと考えた時に、皆で新しい国創りができます喜びが生まれます。楽器や映像スタッフ、ロビースタッフ、皆さんボランテイアで関わってくださっています。お一人お一人は先祖の代表と感じると、先祖の魂がどれだけ喜び、報われていくことでしょうかと見え、感謝に震えます。先生にすべて受容され、表現までしていただき、連なる魂は共に解放され、報われていくのです。なんてありがたいことでしょうか。今日も感激しました。今日は先生の演奏から見えることを詩にさせていただき、魂通信を学びました。魂の表現はある時、一気に世界に通じる時が来ます。とても希望を感じる学びでした。
全国から先祖の代表でお集まりいただき、誠にありがとうございます。