落ち葉の雨
秒速で進む時の中、惰性で流されていく遅れは取り戻せないと、毎日ひしひしと感じます。「ちょっと後で」「今日位は」これらは塵も積もるどころか、山積みが更なる山となり見るのもウンザリのスパイラルに繋がっていきます。然も、なぜそういう時に限って眠ってしまうのでしょうか。「病気になったから疲れやすい」「無理しちゃいけない」もっともらしい言葉はありますが、病気になる前はと考えれば、以前も今も何も変わっておらず言い訳に過ぎないと気づきます。時々、異常に眠りこける時があり、夕方から朝方まで何も分からないまま寝ている自分の状態が怖くなる時があります。先生が仰る、そのまま死んでも分からないのではないかと。これも愚図だからでしょうか。会社では12月に7人もの方が辞めていきます。正直、業務に支障をきたす異常事態であり、これ以上疲労困憊になるかと思うと先が暗くなります。ふっと虚しさを通り越し、馬鹿げた茶番劇に感じて笑いたくなる衝動に駆られる時があるのは、そのまま映し出されているからでしょう。今夜は久し振りにマンションのDogRunに行き、そこから夜空を眺めました。このマンションに引っ越して12年間、愛犬と朝晩いつも空を見上げていた場所は、近くて遠い場所となりました。サラサラサラと突然音が空間に響き、落ち葉の雨が降る中、何かをはっきりと垣間見ました。三鷹、そしてヤマハでのコンサートと続くことが、今は何よりありがたいです。今日となりましたが、よろしくお願いいたします。