芯秘
Live配信にてパイプオルガン&ピアノのコンサートを経験しました。サウンドシステムから、全ての音が美しく届いていました。画面に映るコンサートの様子も荘厳であり、こんなにすごいホールだったのだと感じる程、美しかったのです。その二時間という間に新しい人類史の拓かれる場面を経験したようです。
美しい生命の創出と共に、美しい未来のはるかむこうの世界はここに顕れたようでした。それは過去ではない、しかし未来なのか…、言葉にすると『彼方にある答えのある世界』でした。こんなに希望に満ちる世界があるのだということに、私の身体は深奥よりわくわくしていました。全ての答えのある場所。人間は、そこへゆけたなら…と果てない今からの未来は見えるようで、生きて、その秘密のようにしてある場所までたどり着く道のりに心は躍ります。
そしてなんというさわやかさと潔さで現れた、その別次元の生き物のような人は、何もかもが違ったのです。それでは今目に見えて生きているこの世にいる人間とは一体何という生き物になるんだろうかと真剣に考えたのは少しの間でした。その美しい世界の美しい戦い方は、まわりや邪と混ざることが無いようで、ただそこは美しい世界でありました。こんなにも美しい、生きるだけで戦いということ、それは美しい世界を現すことをやめぬことのようでした。
そして地球のよどみとくもり全てがまるごと晴れたかの様な世界は広がっていました。美しい闇の世は闇のままが顕れて、新しく澄んだ世界に存在するその闇は暴かれる時を迎えていました。何も美しくもなかったことを、そして何が真かを、真に人間の生きられる世界で明らかになっていたのです。美しく魔物が支配していた世界から、世界は変わっていました。
今までの世界は変わるほどのあたらしい世界が創出されていて、幕開けた新しい人類史は美しい世界の幕開けでもありました。そして、この世界があることを、この時代があることを、人は知らないだけであると感じたのです。知らないことの勿体無さと、知り得る機会がある人がいる、そのまるで違う状況に在る人がこの世に同時に生きていることを痛感したコンサートでもありました。いつもは日常があるこの場所でこれほど美しい人間が顕れる場面を経験させて頂いたからなのか、日常というこの世の世界と、神聖なる世界、その二つの世界は今はひとつにあり生きている様に感じるのです。今までが乖離していると感じていたわけではないのに、コンサートで何もかもが美である世界が現れ、そして経験した今、世界は融合したようにあります。違う世界が、接点を見つけて、溶け合っているように感じます。ありがとうございます。