自由

渋谷さくらホールのコンサートをありがとうございました。

１部では、ときどき頭ががくんとなり、朦朧となってしまいました。１部の終盤にやっと先生の音に反応できる状態でした。やはり母のことがあり、涙になります。決して丈夫な身体ではなく、私がまだ赤ん坊の頃入院したり、小学生のときも入院し、どちらかというと若いときは病気がちの母でした。その頃が思い出され涙になります。母以上に妹が大変だろうなという思いがたくさん溢れてもきました。

２部になり、心の底から生命のことがわかりたいと望みました。気づくと自分の頭で作っている枠があることが生命を疎外していると見えてきました。確かに自分で作っているのです。先生のピアノの音の倍音が、1音、特別に長く響いて聴こえたとき、初めて出会った倍音と感じました。その音を聴いたときから生命の本質と感じる真がどんどん溢れ出すように聴こえてきて、生命の輝きの素晴らしさに感動の涙が溢れ出てとまりません。生命の輝きは本当に美しく、この美しさを遮ることなど出来ないと知るのです。自由、と言葉になりました。本当の自由は宇宙につながっていくのです。自分のなかで宇宙と自由が輝き出していきます。そして自由な生命で生きることが自律と知るのです。自由は自分を尊重でき、母のいのちを尊重できます。自分勝手に母に長生きを望むのは自分勝手の自分本意だとも。母が今までひとりで暮らして来たことがどれだけ素晴らしいことか母は凄いとあらためて母のいのちの凄さを受け入れていきました。自分のことも、母のいのちもそのままありのまま受け入れていける自由、自由はどこまでも自由であり、自分の決めごとなど何ひとつありません。自由の素晴らしさに最後まで涙を拭うことも忘れました。

明日もコンサートに向かうことが出来ます。

コンサートに参加させていただけたすべてにありがとうございます。