自然
盛岡での東北と日本の未来を考える「語る会」と応用コースをありがとうございました。
これまでの自身の観念が壊れ、衝撃的であると同時に、今後の方向性に大きな方向転換が必要であると感じる内容でした。まず、環境問題を関しては、これまで、人間の内面が変われば、自然環境を破壊する行為も改善されるだろうと考えていました。しかし、昨日のお話しからは、人間の生命のあり方が環境を変えるのではなく、「人間同士」の生きていく環境が変わることで、いわゆる「自然環境」も変わっていくことがわかりました。そのため、人間が自然に対してどのようにアプローチすべきか、というこれまでの発想から、人間自身が生きていくための新しい環境づくり、自然の環境づくりという視点に転じる必要性を感じました。また、人間自身の環境をつくるにあたり、エントロピーが増大しすぎた人間の体を変えていくことが、ひとつの起点であると感じました。また、日本におけるシマフクロウ の棲息状況に関する貴重な情報を頂くことで、今後の自身の行動方針を変更する必要性も感じました。
応用コースにおける時間についてのお話しからは、人間が決めた時間の観念と生命体としての時間にズレが生じてきているというお話しが印象的でした。特に今年から新しいルールが始まり、これまでの概念が全て壊れるというお話しからは、これまで社会が決めた時間の中で目標を立てながら物事をおこなう環境にどっぷりと浸かってきたことを自覚するとともに、スピード感をもって今後の新しい環境に適応できるよう、これまでの頭を壊していく必要があると感じました。それでも、いだき2日目で運命から解放されていることに未来を感じるとともに、自分の中に芽生えつつあるもの、つまりは本音ををだいじにしていく時代であり、そのことが未来を拓くことと感じました。
本日、雫石川添いの広葉樹林から飛び出した一羽の鳶の姿を目で追いかけていました。翼を大きく広げ、無駄のない動きで次々と新しい風をつかまえながら、あっという間に高度を上げていく見事な姿からは、優雅さと雄大さを感じました。そして、あのような自然な動きができれば、きっと人間も大きく飛躍・上昇し、自由な世界を飛び回れるのではないかと感じました。
ありがとうございます。