自然の中で
21日の風のホールでのコンサートをまことにありがとうございました。風のホールへ向かうときは、大好きな禅林寺通りを歩きます。三鷹の風に吹かれながら季節の花々や緑を感じホールへと向かいます。途中、大好きだった空間の一つ、閉園した三鷹幼稚園が、今日通ると更地となっており、敷地周りの樹がかなり伐採されていました。次の目的のための伐採とは思いつつもとても寂しく感じました。
コンサートから2日経ち、気がつくことが多く、ありがたく感じます。今日も吹く風は5月の爽やかな風です。空に近く高いところで揺れる緑の木々の葉のさやさやとした音は倍音です。関係というコンサートメッセージは、友人と話していたことに通じていました。友人は、関係がないように生きていたと思ったが、ともに生きていたのだと、関係がないわけではなかったんだと、コンサート後さらにわかったとのことでした。人は、関係がないとうそぶいていても、わからないだけでそこに在るだけで関係しているのだと考えます。私は、考えや仕事に詰まったとき、人とのそれこそ関係で考えこむとき、無意識に外に出ます。ただ歩き、巨木や、森などの自然に向かいます。それは自然との関係の中で私の中のたまってしまったごみのようなものを、吐き出しているのだと思います。まだまだ勉強は不足していますが、人間は生きているだけでエントロピーが増大していきます。それを受け止めてくれる、自然との関係です。そして、もっともっと生きて行くのに困難なエントロピーの増大は、コンサートや講座で解消されます。いつもありがとうございます。感謝しかありません。一人一人が本来の人間性に目覚めて活動していく、Divine Agesです。そんなことを考える今日です。今日もありがとうございます。
後藤美香