自尊心を傷つけてはならないと母から学ぶ
4ヶ月ぶりに母に会えました。毎月帰っていた実家ですが、コロナにより、高齢の親と会うのはリスクが高いので、万が一ということを考え会いに行くのは我慢しましたが、自分が思っていた4ヶ月という期間はまるでなかったかのようで、ちょっと長引いたかな、くらいしか実際に帰ってみると感じなく、あれっ?という感じです。家族の距離とはこんなものなのか、思いとの違いを感じます。お掃除に来てくれているヘルパーさんが、耳がかなり遠くなっている母に報告するより、東京から来ている娘の私に話した方が早いと考え、母からの頼まれごとに関することを、私に報告したときに、母が凄く怒ってしまいました。人のことを気にする母なのに、怒りの感情を隠すことなく、何で自分が頼んだことを娘に言うのか、自分に言えばいいと感情を露わにしました。来年1月には99才になる長生きの元はこういった母の性格もあると思いますが、耳が遠くても、まだちゃんと生活しているという母の自尊心を傷つけることがいちばんしてはいけないと、私にもわかる事ができました。100才はもう目の前になって来ていますが、母から学ぶことがまだ多いです。ディサービスの職員さんや、皆さんに好かれているようですが、一本芯が通っていることが周りの方々にも通じているようです。高齢化の中にあり、自立心、自尊心を傷つけることは人間としていちばんしてはいけないことを学んだときです。