聖
1部も2部も身体が反応しつづけ、背筋も伸び、とくにお腹はずっと動いていて、あたまと連動していました。こんなにも身体に働きつづけてくださる先生の音をピアノもパイプオルガンもひたすらお聴きしました。
1部が終わったとき、もう今日のコンサートはこれで終了したかのように胸が拓いていました。
2部では、聖なる、とお聴きしただけで生命が呼び起こされました。
強く、あらゆるエネルギーを総動員したかのようなパイプオルガンの音は強烈に聖と邪をわけ、奇跡の連続のなかに身をおきました。何度もお腹から胸を駆け上るエネルギーが通り抜けました。
聖なる音はお聴きしている外側の空間だけではなく、自分の身体と心と融合しています。
しずかな涙と共に人間になるという意志が生まれてきます。
そして愛の音が全身に響き、溶けて、聖なる存在とひとつである人間の本質を愛のなかで経験させていただきました。
昨日の夜は再び眠れませんでしたが、オタオタと眠れないことだけにこの生命を翻弄させてはいけません。
自分という己の輪郭を2部で観ました。
次は多賀城コンサートに向かいます。