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美とは


東京での応用コースとジェンダーをありがとうございました。応用コースでは、今後自分が目指す農業のあり方を考えるうえで、複数の視点を頂きました。まず、地球上の生命圏と人間社会との関係について頭の中が整理できました。生物は、人間の財や口を満たす為に存在するのではないが、一方で、現在の資本主義体制のもとでは、人間は利潤を追求する必要があるという大前提を確認しました。続いて、生命圏における人間の役割が明確になりました。自然と人間が栽培する作物との間には「棲み分け」が必要であり、人間がそれを可能にしているということです。例えば、野生の熊と人間が「共生」することなどは不可能であるとヒグマの専門家から伺っていましたが、農業においても同様であると認識を新たにしました。また、無肥料栽培について、稲作等で雑草と呼ばれる植物とイネが土中の養分を奪い合う関係にあることから、反収減となるお米の栽培が果たして有効かという新たな問いを頂きました。このことについては、今後、実践の中で見極めていくべき課題と感じました。というのも、施肥の有無は反収及び食味に関係する一方で、未完熟の有機肥料は、土中の硝酸態窒素の残留量を高め、場合によっては経口により人体に悪影響を及ぼす可能性があると報告されているためです。そのため、完熟有機肥料の使用が望まれると考えますが、一方で、お話しにもありましたように、原価計算をしっかりと行う中で、生産性と健康・環境の両面から、何にお金をかけるべきか、かけるべきでないかを決めることが、人間と自然に優しい農業を実践するうえで重要と感じました。なお、ビルの中でお米栽培を行うというお話しからは、周囲の自然環境面に配慮しながら反収をいかに最大化できるか、また、限られた時間の中で米栽培とそれ以外の複数のものごとをいかに同時に行うことができるか、という経営者に求められる重要な発想・視点ではないかと感じました。

翌日のジェンダー講座では、普段から問うている複数の疑問や感じていることが何かが明らかになりました。まず、幸せになりたい、という自分の気持ちが、間違いではないことがわかりました。そして、何故、自分が美しいものに魅かれるのか、という問いについては、美を実現することが幸せだから、という回答を得ました。そのため、美が1番の中心であるというお話しは大きな気づきとなりました。

次に、恋が美から始まるという一連のお話しから、「人の中に見る美とは何か?」という新たな問いを頂くこととなりました。私は受講前の2012年に初めてお相手と出会った時に美を見たと感じていました。美をことばで表現することが「知」であるとのお話しにもありましたように、その時の美を少なくとも自分の中では明確にことばで表現できていたからです。その時に見たと感じた美を手掛かりとしながら、美が影を潜めていると感じる時期には自らの内面に曇りがあるから見えないのだろうと考えてきました。美の感覚は変わるとのお話しがありましたように、今年の春頃からは、これまでとは異なる美を感じるとともに、継続している自分の気持ちを自覚するようになっていました。

しかし、今回の講座の中で頂いた、「パワーが弱い」とのご指摘は、事実として受け止めざるを得ません。つまり、恋をしているという状態には程遠いことがわかったのです。そして、事実からものごとを考えると、上述のとおり、自分が見たもしくは感じていた美は、結局のところ美ではなかったということになります。美は強さであるというお話しから、双方に強さが欠けていることが原因であると考え、まずは自分の弱さをひとつひとつ明らかにし、それらを克服することからスタートするよりないと考えます。

ありがとうございます。

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