美しい
三鷹風のホールでのコンサート2日目をありがとうございました。
おおいなる標というメッセージは、お聞きしている時に、以前先生がどこかの講座でおっしゃっていた、成層圏にあるという情報の事を思い出していました。そこにアクセスすることは誰でもできるのでしょうかと考えながら第1部の演奏をお聴きしていました。
この度の三鷹のピアノは、音が違って聞こえます。幾層にも感じる音の響きはより深く聴こえます。音は点から面、立体的になって届き、今までは感じることがなかった身体の深い奥の方に届いているのを感じていた時、なにかの幾何学模様と出合い、次の瞬間空間がかわり、透明で美しい色の光に一瞬にして包まれました。見える映像がなにを示すのかはわからないのですが、よろこびに全身が包まれ涙あふれます。
ある時、空間が再構築されていると感じる音に、新しい世界なんだろうかと、じっと先生の演奏される姿に見入っていました。ある瞬間から美しい雲が広がる空間が内にあらわれ、無限と感じる広い世界は私も含め全てを包みこみ、居るはずのない人も居る、時も次元も感じない空間が、ただ在りました。
先生の演奏がアリランを予感させる旋律にかわりはじめると、自然と胸にあふれる感情に涙となります。きれいに生きている人々が、人を思いやり、仲良く笑い合う様子が浮かんでくるのです。美しい空間に生きるひとりとなっていく修練の機会をありがとうございます。
本日のコンサートもどうぞよろしくお願いいたします。