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美しい生命


キッチンラボのオープン、おめでとうございます。

本日、美しい生命を持つ方がお亡くなりになられました。

その方は大学時代にゴスペルサークルに所属されていましたが、当時からその方が好きな曲があり、病から回復したらそれをみんなで歌いたい、と言っていたそうで、2ヶ月ほど前から「それをみんなで歌えたら」と妻が動いていました。「ジャストスタンドアップ」という海外アーティストの歌う洋楽で、ガン研究の支援を目的としたチャリティソングです。

大学のサークル時代の同期や先輩後輩に声がけし、趣旨を説明し、全員集合はできないため、各自がそれぞれ歌っている姿を動画に撮ってもらい、こちらに送ってもらうようにしました。

誰がどのパートをどう歌うか、ソロやコーラスの割り振りを妻が考え、私は、カラオケ音源の作成と集まった歌のミックス、動画編集担当と、動いていました。

送ってもらった動画を組み合わせて、コラボ動画作成するのですが、やったこともないことなので、試行錯誤しながらでした。サビのときは画面を人数分に分割して見せたり、みんなが花束を持っている映像は華やかにさせたり、ソロのときは一人の映像にしたり、全員にまんべんなく見せ場を作ったり、とにかく見ていて楽しいものにしようと取り組んでいました。

昨日、ようやく動画が完成しました。いよいよ見せてあげられる、と思っていた矢先に、本日の訃報を知りました。結果的に間に合いませんでした。

ポジティブなメッセージが込められた曲、仲間たちの歌う姿を見せてあげられなかったことが残念です。「間に合わなかった」そう考えると悔しく、悲しくなります。もし間に合っていたら、何かが変わったのだろうか?編集にこだわらずにとにかく早く仕上げてしまえばよかったのだろうか、と考えても仕方のないことを考えてしまいます。

どこかで、きっと大丈夫だ、きっと良くなる、きっと喜んでもらえるし、希望になる、と勝手に思い込んでいたことに気付かされました。

私は間接的にしか関わっていませんし、その方とは、少し会話や挨拶をした程度の間柄です。こんなことを言うこと自体、自分本位な考え方です。
最終的には、動画を見たときの、ご本人の気持ちがすべてで、どう感じたにしても、そこに何かを期待するようなことではありません。これでよかった、ということも、ありえたかもしれません。
 
考えてみても、今は、内面に向き合うのみです。 

ただ、このようなことに、この2ヶ月ほど、この頭と身体を使って動いたこと、これは、人間にしかできないことですし、過去の自分たちにはできなかったことです。本当にいだきしん先生と高麗さんのおかげです。ありがとうございます。

本日、ビデオ講演会で高麗さんのお話を聞かせていただきました。「美しい生命」との表現に、まぶしい光と爽やかな風を感じます。

美しい生命
光と風

ありがとうございます。

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