美しい日

比叡山で迎える誕生日の朝、窓を開けると、鳥が一斉にさえずり、鶯は、美しい声で鳴き続けます。お祝いをしてくれているとしか感じられない美しい鳥の鳴き声に微笑み生まれ、感謝で一杯の朝でした。

迎賓館へ行っても中庭に出れば、美しい鳥の声がどこからともなく聴こえます。見上げる空は青く、澄み、美しいです。青い空に木々の緑のコントラストの絶妙な美しさに魂震えます。皆様からお祝いのメッセージをいただき、お花もいただき、感謝満ち、「高句麗伝説」をさせていただきました。先生が淹れてくださった黒いコーヒーも、お浄めコーヒーも甘く、強く、姿勢が決まるお味で、美味しくいただきながらも要が決まる体感にたくさんの力を得ました。これ以上準備することはないと感謝の気持ち一杯で、させていただきました。

背中に迎賓館の先生ピアノの音が鳴り続ける迫力は、全力疾走で長距離走をしているようでした。マラソンが苦手でありましたが、先生の演奏であれば、限界を突破することの連続ですので、やればやる程、新しい力が湧いてきます。ど迫力のピアノの演奏を背中に聴き、背中に火がついたようです。ピアノの音で海の底まで連れていっていただき、ピアノの音で宇宙はるか彼方まで引き上げていただき、何の境も限界もない無限な世界に生きる魂の自由を経験します。太古の湖、琵琶湖の底に沈む真は、真がわかる人には聞こえる真の音とし表現され、あまりの見事さに大感動し、全身震えました。真をわかる人間となれば、真は生きる力となります。教えていただくようなものではないことを重々承知しているつもりが、心のどこかで教えていただけることを期待していました。真の力でわかること程の強い力はなく、喜びはありません。確かに私は真の音を聴きました。一音の中に全ての情報があり、全ての存在があります。真の音を聴ける人間とし生きていきたいと心の底から望みます。

高麗笛の音も真の魂目覚めます。古の時があるがままに見え、今に融合し、とても優美な美しい世界で生きる真の美しい人間の姿を見ました。高麗笛の音に誘われ、高句麗の父に出会え、魂安堵し、歴史は新しく変わることを明らかに見ました。ここに書かせていただき、気づきました。以前、「高句麗の父」の詩と高麗笛の夢を見ました。ここから歴史が変わる夢でした。今日のこの日のことだったのですね。夢のお告げは。。。魂震えます。

シンセサイザーの深い音は海の底に眠る魂の声と聴こえ、ギターの音からも魂の声が聞こえ、胸の奥深くが揺り動かされ、ずっと胸の奥に押し込められてきた魂が報われていくことが胸の奥からあふれる涙となり現れました。高句麗滅び、国を去り、戻ることの許されぬ旅路にて共に国を離れ、旅立った同胞が生命絶え、海に沈んでいったのです。常に海に沈んでいった同胞の魂が報われていくことを心に生き、やっと先生に出会え、報われる時がきました。魂総動員で、２度と生命が犠牲にならずに、人間が人間とし生きていける国を創る時が来ました。

朱蒙様の誕生は、暗闇の中に生まれた光です。天から生まれた魂は永遠であることを高句麗伝説をさせていただくことで生命をもってわかります。

ラストには父の詩を登場させていただき、胸一杯です。比叡山まで父を連れてきてくださりありがとうございます。亡き父がリアルに現れ、満面の笑みで喜んでいました。父に会えてとてもうれしくて父の詩を詠ませていただく時の音楽が流れ、先生がクラリネットを吹いてくださると、瞬時に涙が込み上げます。高麗家には縁がある比叡山に父も来れて良かったと感謝するこの気持ちは、未来に何かが拓かれる兆しを感じるのです。

全てに美しい時を皆様と共に経験でき、感謝で一杯です。世界各地の新しい仲間から誕生日のお祝いのメッセージが届き、未来へと胸が拓きます。真の自分を１００パーセント活かし、世界の平和実現に向かい役立てる生き方のはじまりと決め、迎えた今年の誕生日です。生まれた時から木や花、鳥の声を詩に表し、目に見えない世界が見え、聞こえるので、先生の音が聞こえ、全てある一音の情報を聴くことができる感性を全てに表現し活かしていける喜びあふれ、感謝にあふれます。

続く１４日も迎賓館にて「高句麗伝説」を開催させていただき、皆様と新しい時代を切り拓き、歴史が変わる、正に歴史的瞬間を共にさせていただけますことに感謝し、させていただきます。皆様からのお祝いのメッセージをありがとうございます。

素晴らしい今日をありがとうございます。