繰り返すこと
応用コースの一回目に参加する朝、迎賓館コンサートのオンデマンドをお聴きしながら、前日の会社での出来事を考えていました。何度も私が注意されることは、「話が長い」です。相手に分かってほしい時、何とか伝えようと頑張ります。また、ここは今話さないとタイミングをずらすと考える時は、大抵話がこじれている時です。その結果、「話がまた長い」と周りから見られ、怒られる繰り返しです。「注意します。」と反省し詫びても繰り返す中で、自分の判断、決断する力不足であると思いつつ気が重いまま土曜の朝を迎えていました。そして、アンフィニにて先生のピアノを聴かせて頂きながら、はっと気づいたのは相手と同じフィールドに居るから嵌ることでした。一緒になっているから、抜け出せず時間を要するのであり、そこから抜ければいいことでした。また、生まれた言葉だけ発すればいいのであって、説明しようとするから、分かってもらおうとするから嵌ることも、よく見えました。ましてや、相手の事であれば黙っていればいいのです。余計なことに、シャカリキになっていたとピアノをお聴きしながら、言葉を書いていました。そうでありながら、何かがすっきりとしないものが胸の中に残っています。それが何であるか、先生のお話をお聴きするにつれ、はっきりしました。「判断することが考えるということ、白黒つけるということ」現象に気を取られ、きちっと考えられていなかったと分かります。「精確」という言葉を教えて頂き、正に私が納得できなかったことでした。時間ばかり気にして、解決できないまま中途半端にしていくことは、逃げとしか思えませんでした。ましてや、人のことであれば上っ面で体裁よく片付けていいものなのか、そんな管理職ではいたくないとずっと考えていた時、「大事なことは人を愛したり、好きになること。ロマン、これが教育のベース」と仰った先生の言葉に、思わず涙ぐんでしまいました。そうでありながら、自分の力不足もよく見えた応用コースです。帰宅後も、ライブで二回目、三回目をお聴きできました。今こそ、自分の中で繰り返していることから脱却すべく、きちっと理解し身につけたいです。先ずは疎かにせず、一つのことをきちっと行います。明日も四回目、五回目があり、オンデマンドがありますことに感謝します。ありがとうございます。