結工房にうかがって
焙煎したてのコーヒーをいただきたく、先生と高麗さんがいらっしゃる結工房にうかがいました。焙煎機は勢いよく働き続け、次々と新しいコーヒーが生まれてくる、勢いのある場に身を置き、私のカラダも焙煎していただいているようでした。
山元町の空は輝く水色で、雲がくっきり白く、光にあふれていました。
いただいたスイーツとコーヒーのハーモニーは絶妙で、「食べること」は「生命エネルギーをいただくこと」とカラダで分かりました。
自分の内から沸き上がる言葉をノートに綴り、過去に統合できず、命に刻まれ続けていた感情を言葉にし、涙とともに統合できました。それは、他者から言われた
「あなたは思いやりのない人だね」
という一言でした。その時私は
「そういうあなたこそ、私の気持ちを無視している。」
と反論したかったのですが、自分のその気持ちが言葉になる前に感情が高ぶり、「思いやりがない」と言われたそのことが悲しくてただ泣くだけでした。
「私は思いやりのある温かい人間になりたいです。けれども今、私も疲れているので休みたいのです。」
「私は友達思いの人になりたいです。でも、今は私もやりたいことがあって、友達に譲りたくなかったのです。」
と、自分が心温かい人間でありたいことを伝えたかった。
この出来事で、私は自分のダイモンを否定し、生命エネルギーが弱まったのだとわかりました。
生命を躍動させ、前向きに生きるパワーの源であるダイモンの本音から始めることは、「同情」からではなく「共感」から始まり、ずっとずっと続けていけること、自分も周りの人も元気になっていくことなのだろうかと考えます。
嘘ではダイモンはその気にならず、疲れて続かないけれど、真はダイモンが喜んで働き、元気に成っていくとわかりました。
ありがとうございます。
高橋 由珠