精細な領域
日本人になれば良い、という明るい希望がじわじわの体内に広がっていくような気がします。日本文化の中にある秘義を明かしていただいたようで、キリスト教の協会の権威にあらがえず意図しないうちに影響されてきた観念の類がこれほどつまらないものにおもえたことはかつてなかったかもしれません。「間(あわい)」という古語を表現くださり、特に第二部では男女の深く情熱的で時折刺激的でさえあるその交わりが子宮の奥をノックし全身を貫き天と交わるほどのエネルギーを経験し驚きました。互いに分かり合うということは密着あるいは一致するこのように思い、それがかなわず不満を抱いていたのかもしれません。完全なる融合などなく、どちらかがどちらかに一致させようとするがゆえに支配ー被支配の構図に堕ちてしまうのかもしれないと感じました。
アップしてくださったメッセージを再び拝見し、経験したからわかるメッセージに感動するとともに理解が深まりました。「あわい」は、「境界がとけ、ゆらめく領域です。新しい何かが生まれる生成の間(あいだ)。」「とけあいながらも完全に融合しない繊細な領域。」「真の愛は相手を理解し尽くすことができないことで保たれます。「間(あわい)」があるからこそ想像力がはたらき敬意が生まれます。」と読み返し、大変尊いメッセージであることを噛み締めました。
境界がとけ、ゆらめく領域の中で互いに交わり自分でも相手でもないもっと大きなエネルギーになっていく、そんな世界があることを経験したようです。