第一のこと
府中の森コンサートをありがとうございます。
第一部で経験したのは生命が求めてやまない生きる源へと上昇していく要求でした。螺旋状に上へ、上へと、ひたすら上昇していく強い生命の要求は普遍的です。生まれながらに人間には備わっているとお聴きした知性が育っていくほど、いけるほど大きな歓びはないと経験させていただきました一部は、第二部とも連動していきました。
好きなこと、やりたいことは幼い頃、父が資質をわかってくれ、その後自発的に選択し、継続し、目指し、携わってきた好きなことに迷いはなく、どのような事も乗り越えられる我が道でした。生きることのなかにある好きなことは、好きだけに留まらず、なぜ好きなのか、何があっても乗り越えていこうという意欲はなぜ生まれてくるのか、パイプオルガンの響きが降り注ぐなか感じたその先にはさらに好きを越えていく生まれながらに人間にはあるとお聴きした知性を育てていきたい要求へとつながっていきました。第一のこと、優先順位は生命が生きることへの要求とわかり、ここには好きなこともその生命のなかに花が咲くように、新芽が水を吸って育っていくようにありました。ここには尽きることなく溢れてくる生命があります。
求めてやまない最高のしあわせがありました。
府中の森芸術劇場のコンサートが明日もあること、ありがとうございます。