KEIKO KOMA Webサロン

積み重ね


アントレプレヌールサロンでのGoogleの話は驚きました。確かにインターネットで検索する度に、うるさいほどお知らせや広告が出てきて、チラチラと動く分苛々していました。消してはいるものの、まさか無意識に入り込み、嵌められていたとは思いもしません。お話を聞きながら、ずっと疑問な点や限界がある事が、応用コース、アントレプレヌールサロンの二日間で、よく分かる経験をしました。自分で流れに乗ったつもりが、ある日突然突き落とされていた感も実際にあり、自分で頭を使って考えることを痛切に思い知る今です。先生が明快に話して下さるので、今まで何かおかしいけれど、明確な言葉にならなかった事もはっきりと表れ、ありがたい講座であると感謝します。

昨夜、会社でいつものように残業する中、突然外苑前の銀杏並木を見たいと、仕事を切り上げ向かっていました。なぜ銀杏並木なのか全く分かりません。そんな事よりチケットを売らなきゃと、頭を過ぎりながら向かっていました。到着したら霙混じりの雨が降り出す中、既に葉の落ちた銀杏のシルエットを、ただ見つめていました。初めて見る葉の落ちた銀杏並木は、どこの国かと一瞬惑います。パープルグレーの霙空に林立する、精悍な銀杏並木は、胸に迫るものがあります。直ぐ近くには葉が生い茂った銀杏があり、下から見上げると圧倒的なエネルギーに包み込まれます。

その足でチケット売りに向かいました。最初に嬉しい出会いがありました。駅のコンコースで声をかけた女性は、「何がきっかけで人生変わるか分からない」の言葉で決まりました。まるで以前からの知り合いのように話し、「この日はお誕生日なの」と教えてくれました。最高のお誕生日だと喜び合うひと時です。帰りの電車の中でも、後から来られ隣に座られた女性に、極自然にコンサートを伝えている自分に驚きます。手帳まで出して確認して下さりましたが、結果は残念でした。降り際に私の腕にそっと触れて、「お役に立てずにごめんなさいね。」と仰っり、二人で微笑んだ時の何ともやさしい気持ちが残りました。時間は限られてきましたが、一つ一つ丁寧に積み重ねていき、次に向かっていきます。

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京都コンサートホール 大ホールにて
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レバノンにあるシリア難民キャンプより2
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リハーサルの後のフィルハーモニー舞台にて