福井にて

京都に続き、福井での「出会いの一日」を経験させていただき、今日は福井から東京へ戻ります。
　『福井高句麗伝説』上映会では、最初は音も映像もなかなか自分の中に入ってきませんでしたが、力を抜き、リラックスして身を委ねるうちに、気づけば大号泣となり、涙が止まりませんでした。その年は東日本大震災が起こり、母の体調が落ち着かず、不安な気持ちを抱えながら福井を訪れたことを思い出しました。高麗さんの詩とその時の記憶や感覚が重なり、涙を堪えることができませんでした。甚大な災害と原発事故を目の当たりにし、滅亡の危機をリアルに感じていた時に、高麗さんが力強く「日本は蘇ります」と語られたことは、当時から強く心にも記憶にも残っています。
　『高麗恵子 魂の語り』でも、高麗さんの言葉が胸に深く沁みわたり、感動に包まれました。水仙の花が咲く丘、海を眺めながら表現される高麗さんのお姿も詩も、いだきしん先生の音と一つになり、心に刻まれました。催しのタイトルのように、出会いの尊さを感じる昨日の経験に心より感謝致します。明日は、いよいよ三鷹でのいだきしん先生のコンサーがあり、心待ちにしております。

ありがとうございます。