神秘
7月8日の三鷹コンサートをありがとうございました。前日に続き、オンラインで参加させて頂きました。第1部では、銀河の果てか、どこか未知なる空間を旅しているようでした。そして、途中でふと抱きしめたくなるような、暖かいものに出会いました。
また、第2部の演奏中のとある瞬間でした。今こうして私という存在がひとつの生命体としてあることがまるで奇跡のように感じました。広大な宇宙や地球の一生という時間軸からみれば、宇宙を漂う星屑にも満たない、あまりにも小さくはかない存在です。それでも、こうしてこの瞬間にこの場で、命を与えられた存在としてあることは、私という存在が、自己を超越した何か(おそらくそれは「神」)と無関係ではないように感じられ、祝福にも似た悦びに包まれたのです。その「何か」を自分のことばで直接的に表現しようとしましたができませんでした。ただし、少なくとも、私の命が向かう先に探し求めているものが、その「何か」に関係するのではないかと感じました。地球上には、動植物相や、微生物相、体内の細菌叢などの無数の生命が棲み、まるで宇宙における無数の光体からなる銀河群へとそのまま通じているかのような、未知なる世界が広がっています。そして、あらゆる生命が命ひとつに地球上に息づくときの全体性に、その「何か」が関係していると感じました。
ありがとうございます。